九州大学高専会 -九大高専会とは-

◆高専会とは

　高専会というのは工業高等専門学校からの編入生を受け入れている大学において、高専からの編入生が情報交換や交友を深めることを目的として集まった組織のことを言います。ただ、全ての大学に存在するわけではありません。どちらかと言えば、その存在は一部の大学に限られます。傾向としては単位認定が厳しいなど、必然的に編入生の団結が必要となる大学に存在する可能性が高く、中でも京都大学の高専会は10年以上の歴史があるそうです。なお、大学側に組織されたものではなく、学生主体のサークルと同等の活動であることが多いので、大学とは独立した存在であると認識したほうが良いでしょう。

◆九大高専会とは

　九大高専会こと、九州大学高専会は名前のとおり九州大学における高専からの編入生の集まりです。その歴史はまだ浅く、'06年度編入学生の一部がソーシャル・ネットワーク・サイトmixi 内で九大高専会という同名のコミュニティを作成したことから始まります。九州大学工学部は高専からの編入生に非常に寛大で（ある意味、適当とも言える）、大学の雰囲気に慣れてさえしまえばさほど問題がなかったことが高専会発足がなされなかった理由の一つでしょう。ただし、それはあくまで入ってからの問題が少ないだけであり、高専会が組織されている他大学に比べ、編入試験受験者が九大への編入に関する情報を集めづらいという問題があります。そこで現在、mixi内の内輪的な活動から、他大学の高専会同様の幅広い活動を行うことを志し WEBを始めとしてその活動の範囲を広げている段階にあります。今後、活動が活発化し、九大にも高専会という組織が根付いてくれることを願います。

◆活動内容

　九大高専会の主な活動内容を次に挙げます。

編入学時、新入生を対象としたガイダンス
数ヶ月に一度程度の頻度での飲み会といった交流行事
過去問の提供等、新入生のバックアップ
WEBをメインとした受験生のバックアップ

活動の目的は編入生の大学生活のバックアップであり、九大を志望する受験生のバックアップです。そのためにはメンバーの横の繋がりと、交流から生まれる情報の交換・蓄積が何よりも重要になります。今はまだ活動内容は確立されているとは言いがたい状態ではありますが、今後、活動を継続していけばメンバーはもちろん、これから入学してくるだろう未来の後輩達や、九大を志望する受験生達に大きなメリットをもたらすことが出来るようになると思います。

立派は立派な理系図書館...